■重曹で革製品のお手入れ。
湿気の多い梅雨時は、革製品にカビが生えやすくなります。重曹を使ってお手入れしましょう。
重曹はカビを取りカビが生えにくくする働きがあり、消臭作用でカビ臭さも取ります。
また、革製品をしまうときは、換気を忘れないようにしましょう。
◆カビ取りに用意するもの。
重曹、酢、椿油(頭髪用)、水を各適量。(酢と椿油は同量)
布(古い靴下など)、使い古しの歯ブラシ。
◆カビを取る方法
カビが繁殖するのは、温度、栄養素、酸素、温度です。
カビを生やさない為には汚れたままにしておかないこと。
常に換気をして乾いた状態を保つことが大切です。
弱アルカリ性の重曹はカビを取る効果があります。
革製品には適度に湿らせた布(濡らした歯ブラシ)に重曹をつけカビをこそぎ取りましょう。
◆カビを生えにくくする方法
重曹で手入れした後はアルカリ成分でカビが生えにくい環境になっています。
なるべくカビが生えないよう湿気のない乾燥した状態を保ちましょう。
革製品をしまう下駄箱やクローゼットは時々扉を開けて空気を入れます。
靴の場合、特に紙の靴箱は湿気を呼ぶので必ず箱から出しましょう。
※重曹でカビは取れますがその後の手入れも必要です。
後で白く残るのを防ぐために酸性の酢と、革を保護するための油を使います。油は椿油が最適です。
★靴の手入れ方法
靴に付いたカビは重曹できれいに拭き取ります。その後に必ず酢と椿油を塗ります。
重曹を使った後は白く残るのでそれを防ぐために酢をまた、革が硬くなるのを
防ぐために油分を補給します。
①軽く濡らした布(古い靴下を手にはめると便利)に重曹をつけ、カビを拭き取ります。
②酢と椿油を混ぜて水で薄めたものを、乾いた布にとり、油分をゆきわたらせるに拭きます。
③乾いた布で丁寧に拭きあげます。
◆バッグの手入れ方法
靴のカビ取りと同様に重曹と酢と椿油を使います。
バッグのようにつやのある革の場合はしみが残りにくいので、椿油はオリーブ油でも代行できます。
シミが心配な場合は椿油を使いましょう。
①重曹を使いカビを拭き取り、後に酢と椿油を混ぜて水で薄めたもので拭きましょう。
②乾いた布で丁寧に拭き上げましょう。
◆革ジャンの手入れ方法
①濡らした歯ブラシに重曹をつけ入り込んだカビをかき出します。
②重曹を布につけよく拭きます。
③酢と椿油を混ぜて水で薄めたもので拭いた後油分をしみこませ、乾いたぬので拭き取ります。
■靴やバッグのカビを防ぐ
カビ予防として古くなった靴下に重曹を入れたものを靴やバッグに入れておきます。臭いも防ぎます。
①古い靴下に紙をロート状に巻いてセットして重曹を適量を靴下に入れます。
②靴下の上を縛り靴に入れます。消臭効果がなくなったら洗濯に使いましょう。